みなさま、こんにちは!
本日は広報のSが初めてFROM STYLEを書かせていただきます♩
何を書くか悩んだのですが・・・
今回は最近読んで面白かった本をご紹介させていただきます!
まず一冊目がこちら!
「あのこは貴族」 山内マリコ
東京の良家の箱入り娘の華子。
結婚=女性の幸せ、という価値観の中で育てられ、いざ結婚のために相手を探しはじめると
全然境遇が違う人と出会い、かなり狭い人間関係の中で育っていたことに気づく。
上手くいかないこともあったが、これまた東京の中心で政治家の家系でもあり弁護士である幸一郎と出会い
順風満帆に結婚まで昇り詰め、あとは幸せだと思いきや
地方出身で、努力して慶応大学に合格し東京に上京してきたが
実家の問題がいろいろあり中退をしてそれでも東京にいたい美紀と出会い、「自分自身」の概念が変わっていく・・・というようなお話です。
同じ「東京」という場所でも
育った環境や価値観によって「東京」の見え方って違うんだなぁと考えさせられました。
きっと華子のような人も東京には絶対いるし、華子と幸一郎のような人たちとは
同じ地域で暮らしていて、もしかしたら出会うことはあっても、
一生考えや深いところで交わることはないのだろうな、と
東京生まれ東京育ちの私ですが、美紀の方の目線で読んでしまいました。
華子が門脇麦さん、美紀が水原希子さんで映画化されたみたいですが、見に行けなかったのでDVDは絶対見たい!
「推し、燃ゆ」 宇佐美りん
1999年生まれの宇佐美先生が芥川賞を受賞されたこの作品。
すごく文学的なタイトル・・・!!!どんな内容なんだろう・・・!!!と思ったら
「高校生の女の子の推し(アイドル)が炎上した話」っていうすごく今どきの内容で
ギャップに最初からやられました。
私も6歳のころからKinki Kidsが好きなオタクの部分があるので共感の嵐であったのと
あとは宇佐美先生の情景の描写が、すごく現体感ができるような表現で
今20歳くらい?の子の目には、こんな風に景色が映っているんだなぁと1文1文に感動と感銘を受けました。
特に高校生活でプールの授業を見学するシーンがあるのですが
自分が見学していたときの感覚がすごく鮮明に蘇りました。すごかった・・・
三島由紀夫賞を受賞された「かか」という作品も気になります!
「女おとな旅ノート」 堀川波
人気イラストレーターである堀川波先生の、旅行記です。
各国の感想や様子はもちろん、持って行った方がいいものやお土産など
イラストを交えてゆるーく紹介されています。
海外旅行に行けない今だからこそ
この本を読むと野心がわくわくしてきちゃいました!
ドイツのクリスマスマーケットには絶対いきたいし、
コロナが終わったらまた一人旅に行きたいなぁ。
同じようなジャンルでは益田ミリ先生の「美しいものを見に行くツアー ひとり参加」
という本もすっごく良かったです♩
☆おまけ☆
「呪術廻戦」 芥見下毛
2020年、映画興行収入は過去1だった千と千尋の神隠しを抜き、
映画・漫画・アニメ業界の話題をかっさらっていった吾峠呼世晴先生の「鬼滅の刃」が終わり
いわゆる「鬼滅ロス」に陥っていた私に現れた救世主的存在。
人の負の感情から生まれる「呪物」と呼ばれる化け物と
呪術を使って敵を倒す「呪術師」の戦いのお話。
アニメ化もされ、深夜の放送にも関わらずTwitterトレンドワードを総なめしていくほどの人気です。
いやー。もう何がとか言えないのですが、面白い!
ただ話しはなかなか難しいので、アニメから入ることをおすすめします!
アニメは鬼滅の刃の声優さんたちが多く出演されているので
またそこも面白いです。
(鬼滅の)実弥の声、(呪術の)パンダなんだ!とか。
アニメ主題歌である「廻廻奇譚」もかっこいいです。
金曜日の帰りの電車で聞いていると、呪物が見えそうな気になってきます。
映画化も決定したそうで今から楽しみです!
今はこの2冊を読んでいます―♩
では、また面白い本がありましたらご紹介します!
広報のSがお届けしました。